カラーリンス・カラートリートメントとは?

今ではあたりまえに、カラーリンス・カラートリートメントなどという言葉を使っていますが、それらがまだなかった時代は、毛染めとして何を使っていたのでしょうか?少し白髪染め業界のヒストリーを見てみましょう。
酸化染料による染毛剤(現在ヘアカラー、白髪染めなどと呼ばれるもの)が日本で最初に発売されたのは1905年(明治38年)だそうです。酸化染料であるパラフェニレンジアミンを、空気酸化を利用することで2時間ほどかけて髪の毛を黒く染めていました。それまではオハグロを使って髪染めをしていて、10時間もかかったと言いますから、2時間で髪が染まることは画期的だったと思います。その後、大正時代に、パラフェニレンジアミンを過酸化水素で酸化する毛染めが開発され、30分で染められるようになりました。
戦後になると、昭和30年代には粉末1剤タイプが家庭用染毛剤として流行しました。昭和40年代以降はには液状タイプ、クリームタイプと使い勝手の良い染毛剤が登場して、白髪染めだけでなく「おしゃれ染め」もブームになりました。昭和60年代にはヘアマニキュアが人気になるなど、ヘアカラーリングはいつの時代も関心の的だったのです。
そして現在では、カラーリンス・カラートリートメント・ヘアマニキュアなどの半永久染毛料や一時染毛料(カラースティック・カラースプレー・ヘアマスカラなど)など、さまざまな種類の毛染めが発売されていて、利用する側としてもうれしい状態になっています。自分の好みや目的に合わせてたくさんの選択肢の中から選ぶ事が出来るので、ライフスタイルにも合わせやすくなっています。

カラーリンス・カラートリートメントとは

たくさんの毛染めの中から白髪染めを選びたいと思った時に、いちばん気になるのが髪や地肌のダメージです。白髪染めは長い間使用するものですから、なるべく刺激の少ないものを選びたいと考えるのが普通ですね。
最近、男性にも女性にも人気なのが、白髪染め用のカラーリンスやカラートリートメントです。カラーリンスやカラートリートメントは、ヘアマニキュアの色素(酸性染料)とは違う色素を使用していて、使い続けることで髪を染めるタイプの毛染めです。リンスやトリートメントとして使用していくうちに、髪の毛の表層部分に色素が少しづつ浸透していくことで、毛髪を染めていきます。
カラーリンスやカラートリートメントは化粧品に分類されています。アレルギーなどが問題になっているジアミン系の酸化染料は使用していません。ほとんどアレルギーもありませんし、毎日素手で使うことが可能です。

 

1度では髪の毛は染まらない

化粧品に分類されるカラーリンス、カラートリートメントは、同じ化粧品のヘアマニキュアと色素の種類や量が違います。どちらも黒い髪を明るい色に染めることはできませんが、かぶれや髪のダメージはほとんどない商品です。カラーリンス、カラートリートメントの染毛メカニズムは、リンスやトリートメントとして継続して使用していくうちに、色素が毛髪の表面に徐々に浸透していき、色をつけていくしくみになっています。

カラーリンス・カラートリートメントで白髪を染める

カラーリンスの特徴

洗髪後、タオルで水気をよく切ってから、カラーリンスを白髪の部分を中心に髪の毛全体に塗布して使います。髪の毛の水分を取るのは、カラーリンスが髪に密着しやすくなり、着色が良くなるからです。白髪が気になるところや、髪の内側・後ろ側は、髪を小分けにして使用します。頭皮につかないようにしっかりとなじませたら、5〜15分放置します。放置するときに手持ちのシャワーキャップなどをかぶると効果的です。
その後、しっかりと色が出なくなるまですすいで、ドライヤーなどで乾かします。素手で使うと手に色が残りますが、石けんで洗うとすぐに落とすことが可能です。すすいだ後にシャンプーは必要ありません。連続して使うと少しづつ白髪が目立たなくなります。
カラーリンスは主に浴室でシャンプーの後に使うものとして販売されています。

カラートリートメントの特徴

カラートリートメントは、使い方はカラーリンスとほぼ同じですが、乾いた髪にも濡れた髪にもどちらにも使えるようになっています。
個人的な意見ですが、濡れた髪に使用するよりも、シャンプー前の乾いた髪に塗布する方がよく染まると思います。特に、初めて使用するときは少し長めに乾いた髪につけることで、より綺麗に色がつきます。トリートメントというくらいですから、様々なトリートメント効果のある天然成分も入っていますので、仕上がりの手触りもいいです。

染料について

リンスタイプもトリートメントタイプも、浴室に壁などについた場合は、すぐに流す事が出来るので、後片付けも簡単です。価格も美容室の料金と比べるとやすいですし、自宅で時間に縛られずにいつでもセルフで白髪染めができるところが人気です。
このタイプの白髪染めは、1回使っただけでしっかりと染まることはありません。何回も繰り返し使うことで色が入ったと実感できます。カラーリンスやカラートリートメントなら、白髪染めに必要な新聞紙やケープなどの準備が必要なく、入浴中に簡単にできます。市販の白髪染めなどに配合されているジアミン系の酸化染料にアレルギーがある人でも使用できるくらい、髪や地肌に優しい製品です。
カラーリンス、カラートリートメントには、植物の天然染料以外に塩基性染料やHC染料と言われるものが使われています。これらは合成染料ですが、毒性や刺激の心配は特にいらないようです。(2001年に薬事法規制が改正された後、化粧品に配合が可能になっています)
利尻ヘアカラートリートメントを例にして説明しますね。

カラーリンス・カラートリートメントで白髪を染める

利尻ヘアカラートリートメントの成分
水(特殊水),ベヘニルアルコール,ミリスチルアルコール,ステアラミドプロピルジメチルアミン,ステアリン酸,シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール,パルミチン酸エチルヘキシル,BG,イソペンチルジオール,ミツロウ,リシリコンブエキス,ローヤルゼリーエキス,アルギン酸Na,加水分解シルク,加水分解ケラチン(羊毛),カキタンニン,乳酸,乳酸Na,水添ヤシ油,ローマカミツレ花エキス,ローズマリーエキス,ミリスチン酸,ボタンエキス,プラセンタエキス,フユボダイジュ花エキス,パーシック油,ニンニクエキス,トコフェロール,センブリエキス,セイヨウキズタエキス,セイヨウアカマツ球果エキス,ステアリン酸グリセリル,ゴボウ根エキス,ゲンチアナ根エキス,カワラヨモギエキス,カミツレ花エキス,オランダカラシエキス,オドリコソウ花エキス,オタネニンジン根エキス,オクラエキス,エタノール,アルニカ花エキス ,アルテア根エキス,PEG-40水添ヒマシ油,オオウメガサソウ葉エキス,ユズエキス,塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン,加水分解コンキオリン,ポリクオタニウム-10,AMP,PPG-3カプリリルエーテル,イノシトール,グリチルリチン酸2K,バチルアルコール,ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム,ポリアミノプロピルビグアニド,マロン酸ビスエチルヘキシルヒドロキシジメトキシベンジル,水溶性アナトー,クチナシ青,シコンエキス,ウコン根茎エキス,4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール,HC青2,HC黄4,塩基性青99,塩基性茶16,塩基性赤76,塩基性黄57

この成分の中の、「塩基性青99,塩基性茶16,塩基性赤76,塩基性黄57」を、塩基性染料といいます。また、「HC青2,HC黄4」を、HC染料といいます。
利尻ヘアカラートリートメントの説明書では、4つのイオンカラーとナノ分子カラー(HC染料)の2つのカラー成分と、天然由来植物色素(シコン・ウコン・クチナシ・アナトー)で染めると書かれています。
4つのイオンカラーとは、「塩基性青99,塩基性茶16,塩基性赤76,塩基性黄57」の塩基性染料のことです。これら塩基性染料は分子が大きくて髪の毛の内部にまで浸透することはありませんが、傷んだ髪の持つマイナスイオンに、プラスの塩基性染が強く結合して発色します。
ナノ分子カラーとは「HC青2,HC黄4」の2つのHC染料のことです。ナノ分子と言われるように分子が小さくて、キューティクルの隙間から浸透する事が出来ますから、髪の表面の内側まで染められます。ナノ分子カラーは、キューティクルを無理やり開くことなく髪を染める事が出来るものです。
HC染料と塩基性染料はお互いに欠点をカバーしあうことで、綺麗な発色を実現していると言えます。
このような髪染めの方法は、ジアミン系の酸化染料でおきる刺激やアレルギーやダメージの不安がとても少ないものですから、芸能人や女優さんをはじめ多くの方に人気があります。

 

ただし、連続して使うことで白髪に色をつける商品ですから、黒髪を明るく染めることはできないところがデメリットです。また、使い続けることで色持ちがよくなりますが、使用を中止すると、徐々にもとの髪色に戻ります。洗浄力の強いシャンプーを併用すると、早めに髪のカラーがあせることもありますので注意が必要です。

 

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